蟻虫とカラットゾンビ

懐かしの所有物で振り返る断捨離前の悪あがき

ケーブルラクテンチ園内案内図

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大分県別府市にある遊園地「ラクテンチ」の園内案内図です。「ラクテンチ」の歴史は古く、何と開園は1929年(昭和4年)というから驚きです。奇しくも世界大恐慌が起こった年ですね。

園内へは、中々の急勾配を名物のケーブルカーに乗って進みます。ケーブルカーは2台あるのですが、すれ違う際に少し恥ずかしそうに挨拶を交わす、うら若き女性運転手たちの仕草が見ものです。

ラクテンチ」には今まで何度か訪れたことがあるのですが、この案内図は初めて訪れた際に、その色合いと素朴な絵柄に惹かれて思わずゲットしたものです。縮尺比率も何のその、こんなにもほっこりしたイラストは、中々描けるものではありません。

案内図を見渡すと、これまた名物の「あひる競争」が中央やや上部に描かれています。威勢の良いおじさんの案内で1着のあひるを当てるというものです。しかしながら予測はほぼ不可能。当たるのは「運」だと思います。それにしても、ゲートの音に驚いて走り出す(これによってレースが成立している)あひるたちが少々不憫でなりません。

ラクテンチにはこれと言って強烈な乗り物こそありませんが、それ故に家族みんなで小さい子から大人までバッチリ楽しめる、昭和レトロ溢れる稀有なスポットではないかと思うのです。

 

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