蟻虫とカラットゾンビ

懐かしの所有物で振り返る断捨離前の悪あがき

座敷女(ざしきおんな)

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100m9秒台の脚力…

初 版 1993.7.6
著 者 望月峯太郎
巻 数 全1巻
発行所 講談社
定 価 500円
評 価 ★★★★☆

 

あらすじ

すべての始まりはここからだった。

とある深夜。大学生活を送る森ひろしのアパートに、一人の女が訪ねて来た。訪ね先は隣の部屋に住む山本君。こんな夜に何事かとドアを開けて、おそるおそる確認するひろしの目に飛び込んで来たのは、手首に残るリストカットの痕、長髪、ロングコート、使い古したスニーカー…といった出で立ちで佇む、驚く程長身の女だった。

 

書評

都市伝説的ホラー漫画の快作。

この世で一番怖いモノ、それはやはり生身の人間、しかも得体の知れない生身の人間が一番怖いということを、嫌というほど思い知らせてくれる作品です。

主人公の森ひろしに、執拗につきまとうサチコ。謎多きサチコの原動力は一体何なのか。果たして森ひろしの運命は?戦慄の展開に目が離せないこと間違いなしです。

そして読後の後味の悪さ、折り紙付きですよ♪