ケイブンシャの大百科シリーズ その1
皆さんの本棚にも1冊位は残っていませんか。
一世を風靡した?
ケイブンシャの大百科シリーズ。
Vol.193「恐怖スリラー大百科」です。
「恐怖」で「スリラー」な訳ですから、
相当怖いハズに違いありません。
表紙カバーをひろげてみました。
発行は昭和59年8月1日で、初版でした。
定価は650円。
寸法はA6判(105✕148mm)、背幅は23mm程あります。
カバー右上に「小さくて、あつくて、楽しい本!」とありますが、
正にその通りで、ポケットには入らないまでも、
このサイズ感、厚み、重さが
当時のちびっ子たちの心を捉えた一因だったのかもしれません。
折角ですから中面を少々。
赤いちゃんちゃこ
〽赤いちゃんちゃこ、着せまあしょかあ……
ひとりでトイレに入ると、気味の悪いわらべ歌が、
どこからともなく聞こえてくる。
その噂にパニック状態におちいった女学校は、
警察に捜査を依頼した。
問題のトイレに、たったひとりで入っていった婦人警官を
待っていた運命は!?
〽赤いちゃんちゃこ、着せまあしょかあ………。
「女学校」という表記に時代を感じます。
さて、この「赤いちゃんちゃこ」の話は、
現在でも都市伝説として散見できます。
まあ、自分の場合は圧倒的に
「口裂け女」が隆盛を極めていましたが。